ハンター×ハンター”幻影旅団”新・旧メンバー一覧&強さランキング!念能力まとめ

幻影旅団(げんえいりょだん)についての情報をまとめています。




幻影旅団とは?

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幻影旅団(げんえいりょだん)は、盗みと殺しを主な活動とする盗賊集団です。

団長を頭、団員を12本の脚に見立てて「12本脚の蜘蛛」をトレードマークにしており、その特徴から世間では幻影旅団のことを「クモ」という通称で呼ぶこともあります。

幻影旅団に所属しているメンバーは全員がプロハンターに匹敵する実力者であり、Aクラスの賞金首として指名手配されています。

しかし暗殺者一家の当主であるシルバ=ゾルディックですら「(幻影旅団の暗殺は)割に合わない仕事」「幻影旅団には関わるな」と漏らすなど、幻影旅団を倒すのは至難の業。
そのため熟練のハンターや暗殺者でも彼らに手を出すことは滅多にないらしく、自ら幻影旅団に関わろうとするのは彼らに恨みを持つ者か、一部のバトルマニアのみとなっています。

名目上は「盗賊」ですが、幻影旅団の活動はどちらかというとテロに近い動きが多いです。
こそこそと物品を盗み出すようなことは少なく、世界中のお宝が集まるオークション会場を襲撃して観客を皆殺しにしたり、「緋の目」を独占するためにクルタ族の村で大虐殺を行ったこともあります。

目的を達成するためなら手段は選ばないというより、そこまでしなくても目撃は達成できそうなのに…と思ってしまうような、大胆な手口を使うのが幻影旅団の特徴です

幻影旅団の活動目的4つを考察

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結論から言えば、幻影旅団の活動目的は今のところ明確になってはいません。

盗みや殺しといった活動内容こそ明らかになっていますが、ではどうしてそのような犯罪行為に手を染め続けているのかということ自体は曖昧なままなのです。

そこで今回は、幻影旅団の活動目的について考察してみることにしました。

彼らが今までにやってきたことを見返すことで、幻影旅団が何のために動いているのか、その謎のカギが見えてきます。

1.幻影旅団そのものを存続させるため


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幻影旅団は、一般的な盗賊や犯罪者集団とは趣の違うグループだといえます。

所属するメンバー達はカルト的な宗教に近いとも思えるほど特異的な考え方を共有しており、自分の身よりも「幻影旅団」の存続を重視する傾向にあるのです。

盗みや殺しはあくまでも「幻影旅団そのものを衰退させないため」にやっている、という側面は少なからずあるのではないでしょうか。

団長の命令は絶対であり、蜘蛛の足に例えられる団員たちは死を賭してでもその命令に従わなければなりません。
これはトカゲのしっぽ切りならぬ「蜘蛛の脚切り」のともいえるルールで、脚が落とされても頭さえ無事なら幻影旅団は終わらないという狂気的な発想から成り立っています。

ただし幻影旅団を存続させるためなら団長の命すら二の次と定められているため、いざとなれば団員たちは団長を見捨ててでも幻影旅団を守ろうとします。

2.初期メンバーの生まれ故郷”流星街”を守るため

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幻影旅団の活動目的として、最も大きな要因の一つだと思われるのがこれ。

彼らの多くは「流星街」というスラム街の出身であり、幻影旅団はそこで暮らす子供たちや仲間を支援していると思われます。

その根拠となるのが、幻影旅団が「慈善活動をしている」という作中情報。
通常時はテロ行為ばかりしている幻影旅団が慈善活動なんて冗談みたいな話ですが、彼らは生まれ故郷である流星街を支援することを「慈善活動」と称しているようです。

具体的にどのような支援をしているのかは不明な部分も多いのですが…

流星街に手を出す輩を粛正したり、奪った宝を売り払ったお金で流星街の維持運営をしている可能性もあります。流星街に巣食うキメラアントを始末したりもしていましたね。

「盗賊行為=流星街を守るための資金稼ぎ」だとすれば、幻影旅団があのように高額なお宝ばかり奪うことにも筋は通りますね。

3.自分たちの存在を世に知らしめるため

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幻影旅団は、どうも自分たちの悪名を世に知らしめようとしている節があります。

ただ盗みがしたいだけなら素性が知られないよう動いたほうが好都合なはずなのに、幻影旅団はいつも堂々と名前や顔を出した状態で盗みに入りますよね。
まるで「幻影旅団」の存在をアピールしようとしているかのようです。

これに関しては、先ほどご説明した「流星街を守るため」という理由に繋がる可能性が示唆されています。

幻影旅団の縄張りだと知れ渡れば、流星街にちょっかいをかけようとする輩は激減するでしょう。なにせ、ゾルディック一族ですら足踏みするような恐ろしい団体ですから。

4.後続メンバーが幻影旅団に入った思惑は様々

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上記の1~3の考察は、あくまで幻影旅団に最初から居た初期メンバーの活動目的です。

前の団員を殺して入れ替わりで入ってきた後続メンバーにとって流星街は大した馴染みのない土地なのですから。
もちろん団長命令は絶対の幻影旅団なので、初期からの活動目的には同意しているのでしょうけどね。

例えばヒソカなどは、幻影旅団の崇高な目的なんて一切無視で「クロロと戦いたい」という思惑を持っていましたよね。
イルミやカルトは明らかにゾルディック家寄りの思想を持っていますし、比較的新入りのシズクあたりも初期メンバーに比べるとノリが軽い一面があったりします。

幻影旅団の新・旧メンバー一覧

ここからは幻影旅団のメンバーを一覧でご覧いただきましょう!

すでに退団・死亡しているメンバーも多いため、わかりやすくするため

  • 「現役メンバー」
  • 「旧メンバー」

に分けてご紹介してみました。

各団員の能力や現在の様子なども、プロフィールと合わせてご覧ください。

現役メンバー

【No.0】クロロ=ルシルフル

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クロロ=ルシルフルは幻影旅団のNo.0で、メンバーが絶大な信頼を寄せる団長です。

貴重な特質系能力者であり、思考力・洞察力・戦闘能力など、あらゆる要素で作中トップクラスの実力を持つ天才です。

一見して人当たりはよく、スムーズに盗みを成功させるためターゲットに近づくこともしばしば。
立ち居振る舞いは礼儀正しい好青年といった感じなので悪意を見抜かれることもほとんどありませんが、実際にはかなり冷酷で無慈悲な性格をしています。
ゴンに「なぜ自分と関わりのない人間を殺せるの?」と聞かれた際に放った、「関係ないからじゃないか?」というセリフが、クロロの性格を如実に表しています。

幻影旅団を率いるだけあって、戦闘力の高さは言うまでもありません。
ゾルディック家のシルバとゼノを2人同時に相手して生き残ったり、ヒソカとの戦いでも圧勝を収めています。

戦闘力の高さもさることながら、万が一にも負けることのないよう張り巡らされた「策」の周到さがクロロの強さを物語っていると言ってもいいでしょう。

念能力:盗賊の極意(スキルハンター)

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クロロの念能力は「盗賊の極意(スキルハンター)」。特質系です。

他者の念能力を盗み、自分の能力として使うことができるという非常に便利な能力です。
判明しているだけでも10種類以上の能力を使っており、手数の多さでクロロに叶う念能力者はおそらく存在しません。

・不思議で便利な大風呂敷(ファンファンクロス)
・栞のテーマ(ダブルフェイス)
・密室遊魚(インドアフィッシュ)
・天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)
・対象を強制移動させる能力(名称不明)
・携帯する他人の運命(ブラックボイス)
・番いの破壊者(サンアンドムーン)
・人間の証明(オーダースタンプ)
・神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)
・転校生(コンバートハンズ)

今までにクロロが使用した「盗賊の極意(スキルハンター)」の能力は以上の通り。
どれも初見殺しな要素を含んだ厄介な能力ばかりです。

他人の念能力を盗むためには「相手の念能力を実際に見る」「能力を相手に尋ねて答えを得る」「本に相手の手形をスタンプする」を1時間以内にこなす…という非常に厳しい制限があります。

しかしこの難しい条件さえ達成してしまえば戦力を無限大に増強していくことができるため、クロロは放っておくほど強くなっていくタイプの念能力者となっているのです。

【No.1】ノブナガ=ハザマ

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ノブナガ=ハザマは幻影旅団のNo.1で、初期から在籍していたメンバーの一人です。

チョンマゲ頭に日本刀を帯刀したサムライスタイルの団員で、得意技は念能力を活用した居合術となっています。

我が強いためメンバーと喧嘩になることも多い一方、幻影旅団の中では比較的常識人な立ち位置のノブナガ。
ウボォーギンに似た強化系能力者であるゴンのことを気に入り、ゴンを新メンバーに推薦するなどフレキシブルな一面もあるようです。

念能力:不明

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ノブナガの念能力は、まだ詳細が明らかになっていません。

半径4メートル以内の物体を瞬時に切り裂く居合術を使えることはわかっているのですが…
今のところ、それがノブナガ固有の念能力によるものなのか、それとも単に円を利用した身体能力の一部なのかは不明です。

フランクリンが言うには、ノブナガは「タイマン勝負専門というか限定条件付きの能力」を使うとのこと。
戦術の居合術のことを指しているとも思えますが…「限定条件」の内容がわからないので、まだ断定はできないですね。

【No.2】フェイタン=ポートオ

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フェイタン=ポートオは幻影旅団のNo.2で、初期から在籍していたメンバーの一人です。

鋭い眼光を放つ小柄な男性で、名前や外見の雰囲気からは中国系の出自を伺わせます。作中世界で中国っぽい国といえばカキン王国ですが、フェイタンとの関係は不明。

幻影旅団の中でも特に残忍かつ陰湿な性格の持ち主で、敵を嘲笑うような戦い方をするのが特徴です。
また趣味は「拷問」とのことで、これまでにも何度か盗みのターゲットや護衛に対して凄惨な拷問を行ったシーンが描かれています。

念能力:許されざる者(ペインパッカー)

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フェイタンの念能力は、自分が受けた痛みを糧にオーラを増強させる「許されざる者(ペインパッカー)」
相手から受けたダメージの過多によって威力が変わり、追い詰めれば追い詰めるほど極大威力の念を放出するという厄介な技を使います。

しかしフェイタンが念能力を使う機会は、他の団員に比べて少ないとみられます。

フェイタンは素の戦闘能力が高いので念能力を使うまでもない…というのが理由のひとつですが、最大の理由は「許されざる者(ペインパッカー)」を使うと周囲の仲間まで巻き添えにしてしまうため。

シズクに至ってはフェイタンの能力を見学しようとして死にかけた経験もあるらしく、今や幻影旅団の団員たちはフェイタンの能力発動の気配を察知すると全力で逃げ出すようになっています。

【No.3】マチ=コマチネ

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マチ=コマチネは幻影旅団のNo.3で、初期から在籍していたメンバーの一人です。

小柄ですが男勝りな性格の女性で、腕力だけで言えば団長のクロロよりも強く、見た目以上の戦闘力を有したメンバーです。

彼女は幻影旅団の中でも特にクロロに心酔しているメンバーであり、クロロが命を落としかけた際には「団長の命よりも幻影旅団の存続が大事」というルールを無視して彼を助けようとしたほど。

またヒソカがクロロと対決した際には、もしもヒソカが勝った場合は「どこまでも追いかけて自分がヒソカを殺す」と断言していました。

念能力:念糸(ねんし)

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マチの念能力は、オーラを糸状に変化させる「念糸(ねんし)」です。
一見すると地味な能力ですが使い勝手は良く、絞殺・追跡・拘束・治療など様々な用途に使われます。

特に治療目的で能力を使う機会は多く、体の一部が切断された相手に対しても、血管・神経・骨・筋肉に至るまで、ほぼ元通りにつなぎ合わせることが可能です。

糸の強度は長さと反比例し、1メートル以内なら1トンの重量も吊れるほどの強度を維持できるとのこと。

逆に、普通の木綿糸ほどの強度まで弱まりますが、その気になれば地球を一周するほどの長さに念糸を伸ばすことも可能なのだそうです。こちらは追跡に役立ちそうですね。

【No.4】カルト=ゾルディック

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カルト=ゾルディックは幻影旅団のNo.4で、前任者のヒソカに代わって旅団入りした新メンバーです。
名前からわかる通り暗殺者一家「ゾルディック家」の一員で、キルアにとっては末の兄弟ということになります。

外見は可愛らしい女の子ですが実は性別不明で、データブックなどでは「弟(?)」と曖昧な書き方で掲載されています。

ゾルディック家にとってどちらかといえば敵対関係であるはずの幻影旅団に入った目的は不明ですが、曰く「兄を取り戻すため」とのこと。

どうして幻影旅団に入ることが「兄を取り戻す」ことに繋がるのか、兄というのがキルアのことなのかイルミのことなのか…このあたりの情報は今のところわかっていません。

念能力:紙を操作する能力(名称不明)

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カルトの念能力は未だ謎が多いのですが、扇子を使って紙を操る能力を持っていることまでは判明しています。

紙そのものを強化して攻撃に使ったり、また紙片を対象に付着させることで、対象者の周囲の音を拾う「盗聴」の機能を有しているようです。

派生技としては「蛇咬の舞(だこうのまい)」という技があり、これは無数の紙吹雪を蛇のように操って敵に飛ばす攻撃技です。

操っているのは何の変哲もない紙なのですが、念で強化された無数の紙はキメラアントの体さえサクッと切断してしまうほどの威力を誇ります。

【No.5】フィンクス=マグカブ

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フィンクス=マグカブは幻影旅団のNo.5で、初期から在籍していたメンバーの一人です。

ウボォーギンに次ぐ腕力を持った強化系能力者であり、際立った能力を使わずともキルアやゴンを翻弄できるほどの戦闘センスを有しています。
エジプトのファラオを模した独特な衣装を着用することも多いですが、普段はジャージを着て一般人を装っている様子。

クロロがピンチに陥った際には、ルール通り団長を見捨てて幻影旅団の存続を優先させようとするなど、意外にも生真面目な性格。
しかし仲間意識の強さは人一倍で、仲間のために身を張ることをいとわない男らしさも持ち合わせています。

念能力:廻天(リッパー・サイクロトロン)

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フィンクスの念能力は「廻天(リッパー・サイクロトロン)」

あらかじめ腕を回しておくことで一時的にオーラ量を増大させることができ、これにより強化系能力を大幅に伸ばすことができます。
簡単に言えば、腕を回した回数分だけパンチ力が上がるという能力ですね。

回転数が多いほど破壊力が増すため、準備に時間をかければ格上の相手にもダメージを与えることが可能。
ただしフィンクスは素の戦闘力が高いせいであまり念能力を使うタイミングがないのか、未だに回転数と威力の加減が掴めていないという側面も。

【No.7】フランクリン=ボルドー

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フランクリン=ボルドーは幻影旅団のNo.7で、初期から在籍していたメンバーの一人です。

彼はフランケンシュタインを彷彿とさせる風貌の大男で、見るからにパワー系ですが実際には放出系の念能力を使います。

見た目は怪物じみていますが、実は団員の中でも特に冷静かつ温厚な性格のフランクリン。

幻影旅団が団長の不在で内部分裂しかかったときにも客観的に状況を把握してメンバーを諫めたり、意外なほど常識的な一面を持っています。

念能力:俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)

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フランクリンの念能力は「俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)」

両手の指先が銃口のように改造されており、そこから機関銃のように念弾を乱射するという能力です。
しかも一発一発が人体をたやすく引きちぎるほどの威力を有しているため、有事の際にはまさに人間兵器という活躍を見せます。

わざわざ指先を切断して銃口のように改造しなくても念弾は出せたようなのですが、「威力が上がる気がする」という直感を信じて自ら切り落としたとのこと。
事実、念能力の性能はイメージの力やリスクの大小で増幅されることがあるため、この改造によってフランクリンの能力は飛躍的な威力向上に成功したようです。

【No.8】シズク=ムラサキ

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シズク=ムラサキは幻影旅団のNo.8で、比較的最近入ったばかりの後続メンバーです。

幻影旅団ではメンバー入れ替えのために前任者を倒すのが慣例ですが、彼女の前任者を殺したのはシルバだと判明しているため、入れ替え戦は行っていないと思われます。

シズクはメガネをかけた大人しそうな女性で、あまり感情を表に出しません。
見た目からは幻影旅団の一員だと気づけないほど普通の女性ですが、実際には殺しも盗みも厭わない冷酷な性格をしています。

他人の命を軽んじているというよりは命の重み自体にあまり興味がないらしく、念能力による占いで自分が死ぬと判明したときも軽く受け入れていました。

念能力:デメちゃん

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シズクの念能力は「デメちゃん」と呼ばれる掃除機型の具現化系能力です。

具現化した掃除機はほぼ無限に物体を吸い込むことができ、大きさ・重さ・形状など問わず異次元空間に捨て去ることができます。
「他社の念」と「生命体」は吸い込めないという制限がありますが、これを逆手にとって「念能力で作られた罠」などを見破ることも可能です。

最後に吸い込んだものは吐き出すことができますが、それ以前に吸い込んだものはシズク本人にもどこに行ったのかわからないとのこと。

またデメちゃんは念獣としての側面も持っており、問いかけに答えさせたり、相手に噛みつかせるといった、簡単な命令くらいなら聞くことができます。

【No.10】ボノレノフ=ンドンゴ

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ボノレノフ=ンドンゴは幻影旅団のNo.10で、後から団員になった後続メンバーの一人です。

開発によって住処を追われた少数部族「ギュドンドンド族」の生き残りであり、部族時代に養った舞闘士(バプ)としての戦闘スタイルを旨としています。

普段は全身に包帯を巻いていますが、これは全身に開いた穴を隠すためのもの。
全身に開いた穴を笛のように使って音楽を奏でることができるため、ボノレノフはこの音を利用した念能力を開発しています。

念能力:戦闘演武曲(バト=レ・カンタービレ)

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ボノレノフの念能力は「戦闘演武曲(バト=レ・カンタービレ)」

全身に開いた穴から音楽を奏で、音を武器や攻撃にコンバートするという具現化系能力です。

「序曲(プロローグ)」では鎧と槍を具現化して武装し、「木星(ジュピター)」で巨大な球体を具現化して敵を押し潰します。

その他にも様々な物質を具現化できると見られます。クロロほどではありませんが、なかなか幅広い戦い方のできる人物のようですね。

【No.11】イルミ=ゾルディック

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イルミ=ゾルディックは幻影旅団のNo.11です。今のところ最も新入りのメンバーということになりますね。
名前からわかる通りキルアやカルトとは兄弟であり、ゾルディック家五兄弟の長兄でもあります。

幻影旅団に入った理由はヒソカの依頼だそうで、当面の目標はヒソカを見つけ出して殺すこと。
どうやらヒソカは「自分を殺すこと」をイルミに依頼したようですね。狂った思想の持ち主が多いハンター×ハンターですが、さすがヒソカの狂いっぷりは次元が違います…

念能力:針を使って操作する能力(名称不明)

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イルミの念能力は、念を込めた針で様々なものを操るというもの。

オーラを込めた特別製の針で他人を操る「針人間」が代表的ですが、その他にも細かい用途が多々あると推測されます。

キルアの場合、脳にイルミの針を刺されて「絶対に勝てない敵からは逃げる」と強い暗示をかけられていました。
またイルミは自分の顔に針を刺して骨格レベルで容姿を変えることもできるため、かなり用途の幅広い能力を持っていると推測されます。

旧メンバー

【旧No.4】ヒソカ=モロウ

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ヒソカ=モロウはNo.4として幻影旅団に在籍していた旧メンバーです。

ただし一部の条件を満たしていない偽装入団だったようで、厳密に言えば正式メンバーではありませんでした。

ヒソカが幻影旅団に入った理由は至ってシンプル。作中最強格であるクロロと戦うためですね。
クラピカのようにクロロへの恨みがあったわけではなく、単に「強いやつと戦いたい」という…ある意味では最も週刊少年ジャンプっぽい理由で幻影旅団に近づきました。

現在は数名の団員を殺害して幻影旅団を抜けており、所在は明らかになっていません。

念能力:伸縮自在の愛(バンジーガム)、薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)

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ヒソカの念能力は「伸縮自在の愛(バンジーガム)」「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」の2種類。
どちらも念能力としての性能は大したことがありませんが、ヒソカの戦闘能力の高さや、トリッキーな頭脳プレイと合わさることで驚異的な技へと昇華されます。

「伸縮自在の愛(バンジーガム)」は自身のオーラにガムとゴムの両方の性質を付加する念能力。
ガムのようにくっつき、ゴムのように伸びる念を飛ばして、相手の体を操ったり、武器を隠したり引き寄せたりすることができます。

「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」はオーラを様々な質感に変えて見た目を変える念能力。
変装に使ったり、傷を隠すのに使ったり…基本的には「物を隠す」ことに活用される力です。

【旧No.4】オモカゲ

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オモカゲは、ヒソカの前任者にあたるNo.4の団員です。

表向きは入れ替え戦でヒソカに殺されたことになっていましたが、実際には生存したまま幻影旅団を抜けていました。
後述する「コピー人形を作る念能力」により、偽物の自分とヒソカを戦わせることで死を装っていたようです。

ちなみにオモカゲは原作には登場しておらず、劇場版アニメ「HUNTER×HUNTER 緋色の幻影」のゲストキャラクターとして描かれた人物です。

オモカゲの念能力はあまりにもチートすぎて、ファンの間では「クロロの盗賊の極意(スキルハンター)の上位互換すぎる」と話題になりました。

劇場版のラスボスとして用意されたせいか、いろいろと優遇されすぎたキャラクターという感じはありますね。

念能力:魂呼ばい(たまよばい)、佛人(ソウルドール)、人形受胎(ドールキャッチャー)

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オモカゲの念能力「魂呼ばい(たまよばい)」は、至近距離で目を合わせた人物の両目を強制的に奪い取るというものです。
そして「佛人(ソウルドール)」は、他人の記憶を覗き、その記憶の中にいる人物のコピー人形を作るという念能力となっています。
コピー能力は外見・記憶・性格・実力などほぼ100%本人と同じですが、オモカゲの命令には絶対服従します。

「佛人(ソウルドール)」の唯一の欠点は、強すぎる人物のコピー人形は正確に再現できないため、本人よりも少し弱体化してしまうということなのですが…
コピー人形に「魂呼ばい(たまよばい)」で奪った本人の目玉を埋め込むと、実力まで完璧に再現できるようになるため、完全に隙のない念能力になってしまいます。

劇場版では、オモカゲがこの2つの念能力を使って完全体のウボォーギンを復活させるという暴挙に出ていました。強すぎる…

そしてオモカゲにはもうひとつ「人形受胎(ドールキャッチャー)」という能力があります。
これはコピー人形のオーラを自身に取り込むことで、そのコピー人形が持っていた念能力を使えるようになるというもの。

しかも個数無制限なので、何人分の念能力でも学習することができます。これこそオモカゲが「クロロの上位互換」と言われるゆえんですね。

【旧No.6】シャルナーク=リュウセイ

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シャルナーク=リュウセイは幻影旅団のNo.6で、初期から在籍していたメンバーの一人です。

ヒソカに殺害されてしまったため、脱退ではなく「死亡」扱いで幻影旅団のキャリアを終えることになりました。

外見はごく普通の好青年といった感じで、また幻影旅団の中では温和な性格をしています。
荒くれ者の多い幻影旅団にあっては頭脳労働を担当することが多く、参謀的な立ち位置で団員に指示を送ることもありました。

念能力:携帯する他人の運命(ブラックボイス)

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シャルナークの念能力は「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」

典型的な操作系の能力で、アンテナを刺した人間の行動を操作することができるというものです。
遠隔操作もしくは自動操作でコントロールすることが可能で、手元の携帯電話から操作対象の視界を覗くことも可能。

はっきり言って団員の中では平凡な念能力で、本人も「自分の能力は替えが効く」と冷静に考えていた様子。
最大で2人までしかコントロールできないことを思うと、イルミの「針人間」の下位互換と言ってもいいでしょう。

「針人間」よりは細かいコントロールが可能なのが唯一の救いではありますが。

【旧No.8】名称不明

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シズクの前任者のNo.8は、会話の中に登場するのみで名称不明となっています。

分かっているのは1996年ごろにシルバの手で殺されたこと、そしてシルバでも辟易するほどの実力者だったということだけです。

シルバ曰くNo.8の暗殺は「割に合わなかった仕事」であり、後にキルアには「旅団とは関わるな」と忠告しています。
世界トップクラスの暗殺者であるシルバにここまで言わせるくらいですから、旧No.8の団員はかなりの手練れだったのでしょうね。

念能力は一切不明なので、ここでは省略させて頂きます。

【旧No.9】パクノダ

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パクノダは幻影旅団のNo.9だった女性で、初期から在籍していたメンバーの一人です。

高い鷲鼻が印象的な彼女の主な任務は情報管理。他人の記憶を読み取る念能力で、ターゲットから情報を引き出したり、物体から過去の出来事を把握していました。
団員の中では戦闘能力がそれほど高い方ではなく、メンバーたちの補佐を行っていた印象が強いですね。

パクノダはクラピカの「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」で心臓を潰されて死亡しました。
彼女の死後も幻影旅団は各地で悪事を働き続けていますが、今のところ空席となったNo.9が補充される気配はありません。

念能力:他人の記憶を読み取る能力(名称不明)、記憶弾(メモリーボム)

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パクノダの念能力は「他人の記憶を読み取る」という特性を持っています。

読み取る対象は生物・無生物を問わず、無生物の場合は過去にその物体に触れた人物の「記録」を読み解きます。
人間の記憶を読み取る場合は軽く質問することで反射的に記憶を呼び覚まし、読み取りたい情報を引き出すという尋問が必要になります。

そして「記憶弾(メモリーボム)」は、弾に込めた記憶を他人に打ち込むという能力。

一瞬かつ正確に情報を相手に伝えることが可能です。ただし記憶を引き出された者に、引き出した記憶を打ち込むと、相手は逆にその記憶を失ってしまうという特性もあります。

【旧No.11】ウボォーギン

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ウボォーギンは幻影旅団のNo.11に在籍していた大男で、初期から在籍していたメンバーの一人です。

原始人を彷彿とさせる荒々しい外見と、まるで野生生物のような巨体を持つウボォーギン。その見た目の通り、幻影旅団でも随一のパワーの持ち主です。
清々しいほどのパワー系キャラクターであり、人間を紙くずのように引きちぎるくらいならお手の物。本気で殴れば地面に巨大なクレーターができるほどの有様です。

圧倒的な攻撃力に加え、防御力でも群を抜いているのがウボォーギンの特徴。
対戦車バズーカ砲の直撃を受けても「さすがにかなり痛ぇな」の一言で済ませるほど頑丈な肉体を持っています。

総合的な戦闘力でも幻影旅団トップクラスだった彼ですが、クラピカの「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」で心臓を潰されて死亡しました。

念能力:超破壊拳(ビッグバンインパクト)

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ウボォーギンは強化系を極めた念能力者なので、さほどトリッキーな技は使いません。
念能力で相手を出し抜くような真似はせず、シンプルな戦闘力の高さで真正面から相手をねじ伏せるのが彼のスタイルです。

そんな中、唯一確認されているのが「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」という攻撃技。
拳に渾身のオーラを込めて殴るという実にシンプルな仕組みの念能力なのですが、ウボォーギンほどの使い手が放てば威力は絶大。

普通のパンチが小型ミサイルほどの威力になるため、強化系の念能力者でなければ防御することすら危ういという危険な技です。

【旧No.12】コルトピ=トノフメイル

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コルトピ=トノフメイルは幻影旅団のNo.12です。詳細は不明ですが後続メンバーの一人だと推察されます。

性別も判断できないほど長く伸びた髪で顔を覆っており、普段は髪の隙間から片目だけを出して生活しています。
また女子メンバーも含めて幻影旅団内で一番小柄で、腕力も団員の中で最弱とのこと。もちろん「幻影旅団の中で」の話なので一般人に比べれば桁違いの猛者なのですが…

コルトピは念能力によって「物体の複製」を行います。
これによって盗みを円滑に進めたり、追っ手の目をくらませたりと、考えようによっては幻影旅団の「盗賊」としての活動を最もサポートしていた人物とも言えるでしょう。

しかしヒソカに殺害されてしまったため、現在は幻影旅団のNo.12が空席になっています。

念能力:神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)

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コルトピの念能力は「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」

左手で触った物体の複製を右手から作り出すという能力です。生命体と念能力を除けば何でも複製することができ、見分けることが不可能なほど本物に近い物体を生み出すことができます。
ただしコピーは24時間後には消滅するという制限付きです。

生命体を具現化することはできませんが、動くことのない人形としてなら人間のコピーも可能。
これによって自分たちの死体をでっちあげる等、相手を騙すような戦いを実現することができました。

幻影旅団は現在何をしている?

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幻影旅団は現在、カキンの王族が「壺中卵の儀」で使う壺を狙ってB・W号に乗船しています。
普段は各々が好き勝手に行動している彼らですが、世界中の猛者が集まる中での盗みを成功させるべく、生存中のメンバー全員でこの仕事に取り組んでいます。

しかしクロロが殺したはずのヒソカが生き残っており、しかもB・W号に乗船していると判明したことで事態は急変。

幻影旅団は壺の奪取を後回しにして、団員全員で裏切者のヒソカを仕留めるために動き始めました。ヒソカは何らかの手段で船内のどこかに隠れているらしく、正確な所在は明らかになっていません。

クロロはというと、シャルナークとコルトピを殺されたことで激怒しています。

団員たちと手分けしてヒソカの捜索を行っていますが、「殺るのはオレ」と宣言するほど復讐心に燃えている様子です。

富樫先生は「幻影旅団は全員死ぬ」とコメントしたことがありますが…

もしかすると現在のヒソカVS幻影旅団の全面戦争こそ、彼らの最後の時になるのかもしれません。

次のページでは、気になる幻影旅団の全メンバー強さランキングを考察します!

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